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月経前症候群、英語の略称で「PMS」とよばれている現象は、女性の8割ほどが経験したことがあるといわれていますが、本人以外の周囲には理解されにくい辛いものです。おおむね生理が始まる2週間ほど前からはじまり、心身にさまざまな不調をもたらすものの、生理がはじまってしばらくすると症状が消滅します。
具体的な症状については個人差が大きいものの、身体的には体のむくみや胸の張り、頭痛、めまい、腹部の痛みなど、精神的にはイライラ、不安感の高まり、感情の起伏が激しくなるなどが挙げられます。
こうした不快な症状を改善するにはさまざまな工夫がありますが、アロマテラピーで使用されるようなアロマオイルなども特に有効であるとされています。アロマを症状に応じて適切に組み合わせることによって、目的の効果を得ることができます。
例えば、ゼラニウムには自律神経の調子を整えたり、鎮痛効果があるといわれています。ラベンダーは、心身をリラックスさせたり、不眠症状を解消するなどの効果があります。カモミールロマンには、感情を適切にコントロールしたり、鎮痛や炎症を抑えるなどのはたらきがあります。
また、PMSは生理によって女性ホルモンのバランスが崩れたことが主な原因となっていますので、トリキュラーのような低用量ピルを服用することによって、ホルモンバランスを整えるというのも有効な方法です。
トリキュラーはバースコントロールの目的で利用されることがもっぱらですが、もともとわが国では低用量ピルが解禁される以前は、生理不順やPMS解消などの目的で、有効成分がさらに多めのピルが医師によって処方されていたという経緯があります。
トリキュラーは有効成分が従来のものよりも少ないため、服用による副作用を最低限に抑制しながら、目的の効果を得ることが可能です。

月経前症候群(PMS)とは、月経が始まる1週間から2週間ほど前に、イライラする、頭痛や腹痛、眠気が酷いなど、などのさまざまな不快症状が起こり、月経がはじまると解消されるというものです。

生理には周期があり、卵胞期になると、卵胞ホルモンのエストロゲンの分泌が増えて、排卵を迎えます。排卵されると、卵子から今度は黄体ホルモンのプロゲステロンが分泌されて黄体期になります。PMSは、黄体期に起こるもので、不安が増強される物質と不安が軽減される物質の両方が分泌されます。

PMSになりやすい体質とは、不安増強物質が多い傾向にあると思われます。黄体期は、卵胞ホルモンのエストロゲンが減少するため、更年期と同じように、不安を抑制するセロトニンの分泌量が低下するため、イライラしたり、落ち込みやすくなるといった精神的な症状が起こったり、ホルモンバランスが崩れるので、自律神経にも影響し、交感神経が緊張します。

交感神経が緊張すると、体内の血流が悪くなり、頭痛や肩こり、めまいやむくみ、吐き気など、様々な悪影響を及ぼし、それによって交感神経の緊張がさらにひどくなって悪循環となってしまうのです。

PMSは、トリキュラーなどの低用量ピルを服用することで改善することができます。低用量ピルは、プロゲステロン類似ホルモンとエストロゲンが含まれ、女性の卵巣で作られる女性ホルモンの作用を利用してして妊娠したのと同じ状態にして、妊娠を防ぐ医薬品です。トリキュラーなどの低用量ピルを服用すると、月経前のホルモンバランスの変化が少なくなるため、ホルモンバランスによって影響されることがなくなり、PMSの症状が改善します。

トリキュラーなどの低用量ピルには、ホルモン含有量などが異なっているため、自分の体質に合うものを探すことが重要です。体質に合うかどうかはしばらく飲み続けていないとわからないので、医師に相談しましょう。

低用量ピルはただの避妊薬だと思っている人が多いかもしれません。
しかし実際は女性が毎日を快適に過ごすためにはとても役立つ薬なのです。
低用量ピルを服用している最中は、体は妊娠中だと勘違いします。
そのため排卵が起きません。
卵巣に無駄な排卵を強いないので、卵巣を元気な状態に保つことができ、5年以上服用すると卵巣がんのリスクが減ることもわかっています。
また、子供が欲しくなった時にピルの服用をやめると、今まで休んでいた卵巣が元気な卵子を作ってくれるので子供ができやすいというデータもあります。
今は子供は欲しくないけど、将来的には欲しいという人にもおすすめです。
そして一番効果があるのが生理痛と生理前に起こる諸症状の緩和です。
生理の初日と2つ目はお腹が痛くて横になっていないとだめだというほどの女性も中にはいます。
そんな人にこそ低用量ピルはおすすめです。
生理が始まった日から服用を開始するのですが、次の生理は驚くほど軽くなっているはずです。
子宮内膜症の治療にも使用されることがあるので、一度産婦人科を受診して相談してみましょう。
生理前になるとニキビが繰り返しできてしまったり、頭痛がするなどの症状も緩和されます。
個人差はありますが、まったく症状がなくなるという人もいます。
低用量ピルには種類がありますが、日本で一番処方されているのがトリキュラーです。
トリキュラーは服用始めに出る吐き気や胸の張りなどの副作用が少ないとされており、長期服用による不正出血も起きにくいです。
産婦人科を受診するとまずはトリキュラーの服用をすすめられると思いますが、相性が悪い場合もあるのでその時は医師に相談して違う種類のものを処方してもらいましょう。